不眠と鍼灸

2021年03月30日 20:35
カテゴリ:東洋医学症状

こんにちは(^_^)/

ブログをご覧いただきありがとうございます。
横浜は妙蓮寺駅(東急東横線)にて鍼灸院を営んでおります。太田と申します。

鍼灸・東洋医学で、皆さんの健康をお手伝いさせていただいております。

不眠症の定義

不眠症とは、入眠障害・中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害などの睡眠問題が1ヶ月以上続き、日中に倦怠感・意欲低下・集中力低下・食欲低下などの不調が出現する病気です。
※厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイトより抜粋

東洋医学と不眠症

東洋医学では不眠のことを不寐(ふび)、あるいは失眠などといいます。
日常的に正常な睡眠が得られない状態を表します。
不眠には程度の違いがあり、軽いものでは、入眠しずらい・夜中に覚醒する・覚醒後眠れなくなるなどがあります。
重篤な場合には一晩中眠れなくなることもあります。

不眠の4つのタイプ

東洋医学的に不眠の原因を考えると多くのタイプがありますが、今回は実際によく見られる4つのタイプをご紹介させていただきます。

①イライラ不眠
こちらは日ごろからイライラしやすい、せっかちさんタイプの不眠です。
普段イライラしていなくても、何か嫌なことがあり一過性に不眠になる場合もこのタイプの可能性が高いです。

このタイプの不眠は寝付きが悪くなることが多いでしょう。一度寝付いてしまえば朝まで眠れることが多いです。
強烈なストレスの場合には一晩中眠れないということもあるかもしれません💦

不眠のほかにも、目が赤い・便秘しやすい・喉が渇きやすいなどの症状を伴いやすいです。

イライラ不眠の場合には「太衝(たいしょう)」というツボを良く用います。
ストレスで眠れないときは、こちらのツボをほぐしましょう(^-^)

②くよくよ不眠
こちらのタイプの方は「心労」が原因となっていることが多いです。
また、性格的に物事を考えすぎてしまう方に多く見られます。
正常な睡眠を得るためには、脳が滋養されている必要があります。このタイプの方は、日ごろから考えすぎることによって脳を使いすぎており、結果として脳の滋養が追い付かず眠れなくなります。

このタイプの方は、睡眠の質が落ちます(眠りが浅い)。夜中に何度も覚醒したり、小さな物音にも反応しやすいです。夢が多いのも特徴でしょう。

その他に、食欲不振(食が細い)・動悸・立ちくらみ・顔色があまりよくない、などの症状を伴うことが多いです。

くよくよ不眠には「三陰交(さんいんこう)」を良く用います。
下で紹介する不眠のツボと一緒に用いると効果的です(^-^)

③食べ過ぎ不眠
食べ過ぎると眠くなることが多いと思いますが、眠れなくなることもあります。
こちらは胸やけをするようなものを食べた際に起こります。
私も経験がありますが、こってりラーメンや焼き肉など「味の濃いもの・油が多いもの・辛いもの」を食べた場合に起こりやすい不眠です。
上記のような食事は体内で熱を生みます。産生された熱が、脳の静粛を奪います。興奮状態となって正常な睡眠を妨げてしまいます。
多くは一過性である場合が多いのですが、そのような食事を繰り返していると、慢性的な不眠へ移行していくでしょう。

こちらのタイプは入眠しずらいことが多いですが、ひどい場合には夜中も覚醒し、一晩中眠れなくなることもあります。

胸苦しさ・げっぷや胃酸がこみ上がる・吐き気・頭が重い・痰が出るなどの症状を伴うこともあります。

食べ過ぎ不眠の場合には「足三里(あしさんり)」を用います。
スネの外側の筋肉をほぐしてあげると、消化を促進することができます(^-^)

④ほてり不眠
こちらは更年期障害の1つとして現れる不眠に多いタイプです。
特徴は「ほてり」です。寝入るときに手足や胸の辺りが熱くなり、布団を剥ぎたくなります。
また、寝汗が多いのも特徴で、ひどい場合には、夜中に着替えをしなくてはなりません。

このタイプは、ほてりで寝入ることができず、寝汗で起きてしまいます。一晩中眠れないということは少ないかもしれませんが、熟睡感は得ることが難しくなるでしょう。

その他に、肌の乾燥・耳鳴りや難聴・口や喉の乾燥・ホットフラッシュ・最近年齢を感じる、などの症状を伴うことが多いでしょう。

ほてり不眠の場合には、「太渓(たいけい)」をよく用います。
足首を回してツボを刺激してあげるのも良いでしょう(^-^)

不眠で使うツボ

不眠で用いる代表的なツボは、以前ブログでもご紹介している「百会(ひゃくえ)」です。

すべてのタイプの不眠で用いることができます。
上に記載しているツボと組み合わせて使っていくことが多いです。

また、「風池(ふうち)」を用いて、首の筋肉を緩めてあげることも、質の良い睡眠へつながります!

睡眠の質を上げるための準備

睡眠の質を向上させるために、寝る前に準備することが非常に重要です。誰でもできる簡単な方法です。

〇布団に入る30分前にはスマホを手放す。※布団の中でスマホは絶対やめてください!

〇呼吸を整える。
深呼吸を5回ほど。(5秒吸って5秒吐く)
※鼻で呼吸、腹式呼吸を意識して。可能なら仰向けで行って下さい。
※10分くらいのストレッチと合わせて行うと更に効果的!

この2つを実践することで、一日の疲れをリセットし、良質な睡眠の準備をすることができます。
是非、お試しください!

※軽い散歩やジョギングなどで体を動かすのも効果的ですよ☆

コロナ禍で不眠を訴える方が増えております。
特に②と③。

コロナによる不安感 → ②くよくよ不眠
自粛による外出制限 → ③食べ過ぎ不眠(運動不足だと胃腸が働かないので同じ食事量でも負担が増えます)

鍼灸治療は不眠に一定の効果を示します。不眠の訴えがない方でも、治療後は睡眠の質が上がります。
最近眠れていないという方は、是非鍼灸治療をお試しくださいませ(^-^)/

妙蓮寺ゆう鍼灸院 太田

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