逆子の鍼灸治療

2020年07月03日 10:21
カテゴリ: 症状お灸

こんにちは(^_^)/

ブログをご覧いただきありがとうございます。
横浜は妙蓮寺駅(東急東横線)にて鍼灸院を営んでおります。太田と申します。

鍼灸・東洋医学で、皆さんの健康をお手伝いさせていただいております。

今回は「逆子の鍼灸治療」について書いていきたいと思います。

逆子に鍼灸が良いってご存知ですか?

少しずつ認知されてきているのかなと思っております。

最近は、逆子の方を見ることは少なくなりましたが、
以前、勤めていた学校の附属施設では、看護師さんのご紹介で良く診させていただいてました。

当院でも逆子の方から問い合わせがあり、記事にしようと思った次第です(^-^)

逆子のツボ

逆子でよく用いる有名なツボがあります。

「至陰」というツボです。

足の小指の爪の根本辺りにあります。

こちらのツボは、鍼ではなくて「お灸」を据えていきます。

以前、当院でのお灸を3種類紹介しましたが、至陰にはまた違うお灸を用います。

ここでは「透熱灸」というお灸を用います。

こちらのお灸は、艾(もぐさ)を米粒くらいの大きさに捻り、ツボの上で燃焼させます。

瞬間的に「ピリッ」と感じる刺激が特徴的です。

私は普段、この方法をほとんど用いないのですが、至陰の場合にはこちらのお灸が有効的だと考えております。

三陰交

また、至陰の補助穴として同時に使用するのは、「三陰交」です。

こちらは以前にブログでご紹介しております。

三陰交は「婦人科の要穴」と言われ、婦人科疾患全般に用いることができます。

要は「子宮」に作用しやすいツボということです。

ほとんどの方に三陰交も一緒に用います。

こちらは、鍼をしたりお灸をしたり、お身体の状態に合わせて刺激方法を考えていきます。

大きいと戻りづらい。

私の経験としては、妊娠33~4週辺りで治療に来られる方が多いように思います。

逆子自体は珍しいことではありませんし、自然に戻ることも少なくありません。

28週辺りで戻っていないと、少しずつ意識するようになり、逆子体操などをするように指示されます。

それでも戻らないと、32週辺りで「次の検査で戻っていなかったら帝王切開の日にちを決めましょう」という話になります。

このままではマズイということで、ご自分で調べて「鍼灸が良い」と来院されたり、ドクターや看護師さんから勧められて来院するという流れな気がします。。。

ですが、

赤ちゃんが大きくなってしまうと回転しずらくなりますので、
すこしでも早めに鍼灸を受けていただきたいです!!

逆子と分かったタイミング(可能なら30週未満)で治療を開始できると、高い確率で正常に戻すことが出来ると思います。

また、妊婦さんの定期的な鍼灸治療は「安産」にも繋がります。

逆子の改善後も、安産を目的に鍼灸治療を継続することをお勧めします。
もちろん、逆子になる以前から治療が出来ればそれに越したことはありません。

ご自宅での「お灸」だけでも「お産が軽かった!」という話を良く聞きます。
この場合も「三陰交」が良いです。

私の妻も妊娠中に逆子になりましたが、お灸で戻しております(`・ω・´)ゞ

帝王切開ギリギリで、戻ったという方もいらっしゃいます。

やはり、可能な限り正常分娩が望ましいと思います。

少しでも鍼灸治療がお役に立てると嬉しいです(^-^)

妙蓮寺ゆう鍼灸院 太田

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