こんにちは(^_^)/
ブログをご覧いただきありがとうございます。
横浜は妙蓮寺駅(東急東横線)にて鍼灸院を営んでおります。太田と申します。
鍼灸・東洋医学で、皆さんの健康をお手伝いさせていただいております。
今回は舌診(ぜっしん)について簡単にご紹介したいと思います。
以前紹介しました、東洋医学の診察法の一つになります。
それはもうあらゆることが舌に反映されるといわれております。
一番分かりやすいのは、胃腸の状態です。
舌は「感覚器」とされていますが、口の中にあるため消化器系との関りを深く感じます。
そのため、胃腸の状態が反映されやすいと思っております。
舌が荒れやすいという方は、胃腸に負担がかかっている方が多いです。
また、「脳の異常」も舌の状態に現れやすくなります。
こちらは現代医学的にも同じことが言えます。
特に「舌の動き」ですね。
急に呂律が回らなくなったりした場合には、脳梗塞や脳出血などの脳疾患の可能性がありますから注意が必要です。
さらに、東洋医学では、舌の場所によって、臓腑が配当されています。
例えば、舌の尖端部分は、東洋医学でいう「心」や「肺」との関りが深いとされています。
舌の尖端が荒れていた場合には、「心」や「肺」に異常があるのではないか?と推測することができます。
では良い舌とはどのようなものでしょうか?
東洋医学的には、「舌淡紅苔薄白」という舌が正常な舌とされています。
舌の色が「淡い紅色」で、苔が「白く薄っすら」とある舌です。
※だいたいこんな感じ↓
小さい子供(特に赤ちゃん)は正常な舌をしていることが多いです。
機会があれば、ぜひ見てください(^-^)
正常な舌の判断材料に「舌の色」と「苔の具合」があります。
我々が舌を診察するときも、①舌の「色や形」、②苔の「色や具合」を意識して見ています。
舌の変化と身体の状態について、簡単にご紹介していきます。
①舌の色や形
・赤が強い舌
→ カラダに余分な熱がある。
・紫っぽい舌
→ 血の巡りが良くない。
・白っぽい舌
→ 気血が足りていない。冷えやすい。
・大きい(横に)舌
→ 水の巡りが良くない(浮腫み)
・小さい舌
→ カラダを滋養する力が弱い
・歯型が付いている
→ 水の巡りが良くない。または疲労。
・舌がひび割れている
→ からだの潤いが足りていない。
②苔の色や具合
・苔が黄色い
→ カラダに余分な熱がある。
※食べ物によって色が付いた場合を除く。
・苔がべっとり
→ 食べ過ぎ飲みすぎ。または水の巡りが良くない。
・苔が少ない
→ からだの潤いが足りていない。
・苔が剥がれている
→ 胃腸の弱り。もしくはカラダ全体の弱り。
ざっくりとご説明しますと、このような感じになります。
以外かもしれませんが、一人ひとり全く異なる舌をしております。
日によって、体調によって舌の状態は変化します。
自分の舌を観察し続けると体調の変化との関連が見えてくると思いますよ~
私も毎日一度は舌を見るようにしています(^_-)-☆
皆さんも「舌」でご自分の体調チェックをしてみてはいかがでしょうか?
妙蓮寺ゆう鍼灸院 太田