ぎっくり腰の鍼治療

2020年03月09日 16:53
カテゴリ:症状

こんにちは(^^)/

昨日もぎっくり腰の方が来院されました(>_<)

今回は、当院でのぎっくり腰の治療について書いてみたいと思います!

【治療回数】

多くの場合は、3回の治療で7~8割は回復します。
3,4日置きくらいで通っていただくのが理想です。
※あくまで目安。ぎっくり腰の程度によっては1回で治る方も、5回以上かかる方もいらっしゃいます。

【問診】

とりあえず痛いところに鍼をしてくれ~~

というお気持ちはお察しいたします。私もぎっくり腰の経験者ですので・・・(笑)

しかし、ぎっくり腰も千差万別。
「なぜ」「その場所で」痛みが起こったのか、原因を特定するためにまず”発症時の状況”をお聞かせください。

”痛い場所なんてすぐわかるだろ”と仰るかもしれませんが、
とくに重度のぎっくり腰の方は、広範囲に痛みを感じることが多いです。
「腰全体」「この辺全部」と表現される方が少なくありません。

”発症時の状況”を把握することは、「なぜ」を導くために非常に重要です。
具体的には、”いつ”、”どこで”、”どのように”(2w1h)※英語の授業みたくなりました(笑)

例)朝起きて、洗面所で、顔を洗おうとかがんだ時
例)寒い日の、公園で、子供を抱き上げた時
※気温も重要ですが、”いつ”、”どこで”が分かればある程度は推察可能です。

【動作確認】

どの動きで痛みが出るのか確認していきます。
難しいことは致しません。ベッドに腰かけた状態で、①腰を前に倒す、②後ろに倒す、③左右にひねる。この3つです。(④左右に倒すをすることも)

これを確認することで、痛みの場所を特定することができます。
大まかには、
①前に倒して痛い  → 腰の上の方が痛い
②後ろに倒して痛い → 腰の下の方が痛い。
③左右に捻ると痛い → もっと下(仙骨付近)が痛い
となることが多いです。

もちろん全て上記に当てはまるわけではありません。
①②③が複合して出現することもありますし、重度の方はどう動かしても痛いです(泣)

【治療】

まずは伏臥位(下向き)で横になっていただきます。(難しい場合は横向きで行います)

まずは、辛い場所付近の緊張(張り)を確認します。
次に背中、お尻、もも、ふくらはぎ、(時に首)をほぐしながら、緊張を確認していきます。
痛みの原因部位によっては、腰以外の緊張が大きく関与している可能性があります。

ここまで来て、やっと鍼をしていきます。
多くの場合、まずは「お尻、もも(裏・外側)、ふくらはぎ」などに鍼をしていきます。
お尻から下には、腰と関係の深いツボが多数存在します。数あるツボの中から、反応のあるツボを探し出して鍼をしていきます。

次に「背中」です。
背部全体の緊張が、腰への負担につながることは少なくありません。
また、背中には自然治癒力を賦活させる重要なツボが多数あります。こちらもその方の反応に合わせて適宜選択していきます。

最後に「腰」。
ようやく腰です。
ここまでの過程で原因部位は特定できていますので、その場所を中心に必要なだけ鍼をしていきます。

【腰へ刺激をするリスク】

ぎっくり腰でも炎症が強い場合(触って明らかに熱感がある)には、腰に刺激を入れることに慎重になる必要があります。
付き添いが必要なほどの方は、比較的重症だと思ってください。
そのような方は、近所の揉み屋さん(無資格)へは行かないほうが妥当です。

当院でも、腰の炎症が強い場合には”腰に鍼をしない”可能性もあります。
手足にある腰に効くツボを中心に、施術をさせていただきます。

”腰の鍼が一番最後”というのは、そのような理由も含まれております。

【最後に】

思ったより長くなってしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございます(^-^)

ぎっくり腰は自然に治ります。
しかし、鍼をすることによってその期間を短縮することができます。予後が良くなります。

この記事を読まれて、
お一人でも、「ぎっくり腰に鍼」という選択をしていただく方が増えると嬉しいです。

~追記~

うつ伏せでの治療後に、まだ痛みが残っている場合には、座位や立位で鍼をしていきます。
”運動鍼”と呼ばれるもので、痛みの出現する姿勢で鍼をしていきます。

”運動鍼”をすることによって、痛みによって制限されている可動域(動かせる範囲)を広げていきます。
多少痛みが残っても、可動域が広がることによって生活動作がスムーズになります。

軽度のぎっくり腰であれば、劇的に効果があることもしばしば。
(寝違えなど、動きで痛みがある症状であれば応用できます)

妙蓮寺ゆう鍼灸院 太田

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