病の原因③

2020年05月22日 16:00
カテゴリ: 東洋医学

こんにちは(^-^)/

季節外れの寒さが続いておりますが、
皆さま体調はいかがでしょうか?

またギックリ腰の方が増えてしまいそうです(>_<)
お体ご自愛下さいませ。

「体内環境が原因となるもの(内傷病因)」

前回の復習となりますが、
皆さんの生活環境に起因する「病の原因」は、大きく4つあります。

A.食生活の乱れ(飲食不節)
B.疲労と休養の乱れ(労逸)
C.性生活の乱れ(房事過多)
D.感情の乱れ(七情の失調)

前回はAとBについて説明いたしましたので、今回はCとDについて書こうと思います!

「性生活の乱れ」

現代では病気の原因になることは少ないと思います...
「大奥」などでイメージしていただくと分かりやすいと思いますが、君主や一国の王が、多数の方と毎晩のように、夜の営みをすることは昔からよくあったことです。

しかし、やはり度が過ぎると健康を害するということは古くから言われております。
そのため「房中術」といわれるような、”男女の交合によって不老長生を得ようとする養生術”が受け継がれるようになっていくのですね(笑)

特に、若いうちにはその影響を感じることが少ないかもしれませんが、年齢を重ねていくうちに、「性生活にっよる身体へのダメージ」を感じ取れるようになってくるでしょう。
個人差はあれど、明らかに「年齢に伴って変化」していくものです。過度な性生活は「老化を早める」ということが言えそうです。

「感情の乱れ」

東洋医学では「精神的な病」についても、古くからしっかりと考えられています。
特に、感情や精神的な部分を内臓(五臓)と紐づけて考えていたということは、非常に意味があると思っています。

古代中国においては「脳」という概念はありましたが、その機能についてはハッキリ書かれていません。「脳」が行っているような精神・意識・感情に関しては、内臓が行っていると考えられていました。

今では、現代医学による「脳」の概念を取り入れていますが、やはり感情が内臓(五臓)と関係するという考え方は崩していません。

当たり前ですが、心と身体を切り離して考えることはできないのです。
イライラして無床に食欲が湧いてしまうこともあるでしょう。
逆に、ストレスで胃が痛むこともあります。
悲しくて、何も手が付かないことだってあります。
小さい頃は、驚いて小便を漏らしてしまったこともあるでしょう。

古代に比べて圧倒的に精神的な病は増えていると思います。
しかし、やはり心と身体を切り離して考えてしまっていないでしょうか?

東洋医学は「心と身体」の繋がりを重視する医学です。
鍼灸の対象は、肩コリ・腰痛と思われがちですが、「メンタルケア」に対する方法を持っています。

コロナの影響で、精神的に不安定になっている方も多いと思います。
鍼灸治療で「心と身体のバランス」調整してみてはどうでしょうか?

「まとめ」

「病の原因」について3回に渡って書きましたが、いかがだったでしょうか?

皆さんにとって特に重要なのは「内傷病因」です。
多くの方の病気がここから発生しています。
特に「食事」・「睡眠(休養)」・「運動」・「ストレス発散(管理)」を意識できれば、多くの人は健康でいられます!

そして、これらを意識することが「免疫力」に繋がることになります。

新型コロナウイルスも、第2波、第3波が来ることが十分に考えられます。
「免疫力」を高めることによって、ウイルスを寄せ付けないカラダづくりをいたしましょう!

何か質問などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいm(_ _)m

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