年始の養生

2024年01月05日 15:59
カテゴリ: 東洋医学養生

新年あけましておめでとうございます。

今年は新年早々に不幸なことが続いております。
被災され方々が、一刻も早く平穏な生活を送れるようになることを願うばかりです。
※少額ですが義援金の寄付をさせていただきました。

【忘年会シーズンから続く胃腸への負担】

12月~1月はイベントが盛りだくさん。

12月は忘年会シーズンで、毎週飲み会が入っているという方も珍しくありません。
私も例に漏れず、12月の後半だけで3度お酒を飲む機会がありました。

やっと忘年会も落ち着いてきたかと思えば、今度はクリスマス。
チキンにケーキと油と甘いもののダブルパンチです。

年の瀬は頂き物も多くなりますので、お菓子の量も増えますねえ(笑)

何も考えずに食べていると、私の胃腸は間違いなくパンクします(泣)

そのまま年末年始に突入します。
年末年始も食べますね、皆さん(笑)
大みそかは「すき焼き」が定番でしょうかね。

ちなみに私は、30日が「しゃぶしゃぶ」、31日が「寿司&そば」、1日(夜)が「すき焼き」でした。
※久しぶりに実家に帰省していたので、だいぶ豪勢でした(;^ω^)

今書いてみても、本当に12月~年明けは皆さん食べ飲み過ぎているんです。
これは、東洋医学的にみてもだいぶからだに負担をかけているといえます。

【脾胃と痰湿】

東洋医学では胃腸のことを「脾胃(ひい)」といいます。
五臓六腑である脾胃は飲食物の消化吸収を行います。

脾胃がしっかり働くことで、飲食物から栄養(気血)を吸収し、からだは正常な機能を発揮することができます。

脾胃で消化吸収できる量は、人によってある程度決まっています。
消化できない(あふれてしまった)ものは、栄養(気血)にはならない。というのが東洋医学の考え方。

消化できずにあふれてしまったものを、東洋医学では「痰湿(たんしつ)」と呼びます。

特に「肥甘厚味(甘いもの、ねっとして味の濃いもの、脂っこいもの)」の食事は、この痰湿を産みやすいといわれています。※お酒もここに入れてください。

12月から1月に口にするものは、肥甘厚味に当てはまるものが非常に多いのです。

この痰湿というのは、ネバネバした水のような存在です。甘いものも、脂っこいものも、皮膚につくとベタベタしますね。そんなイメージです。

痰湿はカラダの中にいると、めぐりを悪くします。ベタベタするんですから想像は付くかと思います。普通の水と比べたら圧倒的にしつこいんです。油汚れはなかなか落ちないのと同じです。

痰湿が原因で血液のめぐりが悪くなります。いわゆる”ドロドロ血液”の原因になります。東洋医学的に言えば「血瘀(けつお)」といいます。
※血瘀の原因は色々あるのですが、私の感覚では痰湿が原因になっている血瘀が一番多いように思います。

【痰湿がからだに及ぼす影響】

痰湿によって血液のめぐりが悪くなると、様々な症状が現れます。
代表的なものは、浮腫みと重だるさです。

年明けの仕事のやる気の無さは、精神的な影響もあると思いますが、痰湿によるからだの重だるさも兼ねているといって間違いないと思います。

痰湿による影響は、慢性化することで凝りや痛みにもつながります。
凝りの原因は様々ですが、痰湿は東洋医学的にみて、凝りの重要なファクターであることは間違いありません。

そして、この浮腫みや重だるさ、凝りや痛みを放置した先にあるのが重大な病気です。腫瘍(からだにできるあらゆるできもの)や血栓です。

痰湿は、脳腫瘍・癌・脳梗塞・心筋梗塞などの原因になると考えます。


【予防法】

痰湿で溢れているからだを元に戻しましょう。
12月以降の胃腸の負担に少しでも思い当たる方は、以下を実践してみてください。

①運動をする。
この場合の運動は、通勤やストレッチは入りません。
30分くらいの有酸素運動が必要です。ウォーキング、ジョギング、水泳などがおススメです。
※私は年末年始に散歩をして歩数を稼ぎました。田舎は車社会なので、意識しないとさらに歩数が少なくなってしまうんです💦

運動する時間がないという方は、ゆっくりお風呂に浸かってください。からだを温めることで、痰湿が流れやすくなります。※油汚れがお湯で落としやすいのと一緒です!

②食養生
食養生というと、栄養バランスみたいなイメージが強いと思いますが、この場合に重要なのは”量”です。
まずは休み明けの1週間、食事量を8割(腹八分)にしましょう。これだけで全然違います。胃腸が正常に機能するようになっていきます。
※胃腸を正常に機能させる→脾胃で消化吸収できる量を正常にする→ムダに痰湿を産生することを防ぐ。

そして、間食はやめてください。胃腸を休めるためには”長い時間何も食べない”ことが重要です。3食食べるのは問題ありませんので、間食をやめてください。
でも、どうしても甘いものを食べたいという方は「食後すぐ」に食べてください。これなら間食にはなりません(笑)

(③自分を褒める)
最後にからだに良いことをした自分を思いっきり褒めてあげましょう。
「いつもよりちょっと長く歩いた」
「間食をちょっと我慢した」

些細なことでも構いませんので、頑張って自分を褒めてあげましょう。
これ、結構重要なんですよ!!

【最後に】

毎年、インフルエンザは年明けにピークを迎えるわけですが(今年は夏から流行ってますね)、これは、年末年始の脾胃への負担が免疫力の低下を引き起こし、寒さに耐えられなくなった結果ともいえます。

新年の良いスタートダッシュを切るためにも、腹八分でからだを動かしていただければと思います。

2024年も、鍼灸東洋医学で皆さまを健康へ導きます!
本年も妙蓮寺ゆう鍼灸院をよろしくお願い申し上げます。

妙蓮寺ゆう鍼灸院 太田

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